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作ってガッテンプロの技 すしの博物館
   
   
だし巻きたまご焼き
卵焼きは食卓の人気者です。簡単に料理できそうですが、
実は簡単なほどむずかしい面もあります。
プロはどんな焼き方をするのでしょうか。
丸万寿司の美味しい「だし巻きたまご」の焼き方を見ましょう。
 
食     材
 卵 : 7個
だ し: 180cc(昆布、かつおなど)
砂 糖: 80g(大匙5杯強)
 塩 : 3g(小匙半分位)
醤 油: 5cc(小匙1杯)
みりん: 20cc(大匙1杯)


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先ずは、作った「だし」を温めておきます。

 

新鮮な卵を1つひとつ、こばちに割って入れて点検し、ボールに移します。
 この段階で、油を引いたなべ(銅製)は火にかけておきます。

 

ボールの中の卵に、温めておいた「だし」を入れて、素早くかき混ぜます。この時、菜箸はボールの底に箸付けしたまま、箸を浮かさずにかき混ぜます。泡立ちするほどかき混ぜると、卵の弾力性が無くなってしまいます。

 

出来上がった卵汁は3回に分けて、順次なべに入れます。
 先ず、全開の火力でスタンバイしていたなべ(十分に油が引かれた)に、卵汁3分1を入れ、卵のぶくぶく面を菜箸でつぶしながら広げて焼き、なべの向こう側から手前に3回程度、折りたたむように巻き込みます。

 

手前で長方形に焼き上がったがった卵は、菜箸で向こう側の端にずらします。次の卵汁の投入に備えてナベに油を引きます。

 

次に、もう3分の1の卵汁を平らに流し込んで、さっき焼いた卵の両端と真ん中にに菜箸を差込ながら、卵を行き渡らせます。そしてなべの向こう側から先ほどのように3回折り重ねながら手前に巻き込みます。

 

残ったもう3分の1の卵汁を、同じように繰り返し焼きます。フタで形を整えて、焼き目をつけて出来上がりです。調理時間は約3分位です。

 

特徴は、強火でたっぷりのだしを上手く抱き込むことにより、焼きたてはもちろん、冷めてもしっとりとした味わいと風味があります。

 
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